7月28日

またもやお知らせ・・・

 

先日のブラウザの件、解決したようです。その筋に詳しい方にチェックしてもらったところ、なんと、わたしのブラウザに問題があったがことが判明……。お騒がせしました。

さて、今日はもうひとつお知らせがあり、foglessをしばらくお休みすることにしました。いつも無断でサボっているので、今回は正式にホリデーをとります。理由はしばらく公私でバタバタしそうなことと、foglessのフォーマットを少し変えたいこと。この10年間でfoglessにも贅肉が随分ついてしまい、先日のトラブルといい最近ちょっと不調気味なので、その見直しも兼ねて。とはいえ、気まぐれな性格につき、「やっぱこのままがいい」と帰ってくることもあるかもしれませんが、いまのところ、今風に(?)ブログにスリムダウンするのがベストかなあと思っています。まあいずれにせよ、再会を楽しみにしていてください。では、しばしのあいだお別れを(トコ)。

 

 

7月23日

お知らせ・・・

  なぜか、Firefoxでホームページが表示できないようです。もし、お使いのブラウザで「内容符号化(Content-encoding)に問題があります」とエラーメッセージが出てしまう場合、アドレスを「www.fogless.net/index.html」とindex.htmlまでタイプしていただくと、問題なく表示できるようです。Internet Explorerでは問題なく見れるようです。ご迷惑をおかけします(トコ)。

 

 

7月23日

近況と最近観た展示

 

ご無沙汰してます。約二十日ぶりの書き込みです。『Photo GRAPHICA』次号用にライアン・マッギンリーの原稿を書いたり、『TRANSIT』次号用にマーティン・パーに取材をしたり、その他諸々でバタバタしてました。その合間に、写真集マニア御用達の指南書『The Open Book』と『Book of Nudes』を安価で入手し、日本で撮った写真をまとめたスティーブン・ギルの新作写真集『Coming up for Air』と、今年のアルル国際写真際でディスカバリー・アワードを受賞したタリン・サイモンの『Innocent』もゲット。同じくアルルでコンテンポラリー・ブック・アワードをとった高梨豊の『Yutaka Takanashi, Photography 1965 - 74』がいま気になっているところですが、普通のエディションで98ユーロとややお高めなので思案中。写真集といえば、そのコレクターで有名なパーがキュレーションをする今年のブライトン・フォト・ビエンナーレの概要が発表され、ギルとアレック・ソスと川内倫子が展示のメインになるとか。ということで、展覧会の方は最近あまり観れてませんが、オススメを二つばかりご紹介したいと思います。あ、その前に右上の写真は、6月25日のサーペンタインのオープニングでお会いしたティルマンス氏。一緒に行った山内ミキさんがすかさず一枚撮ってくれました。展示開催中です。

 
サーペンタインのオープニングでお会いしたティルマンス氏。展示を見て気づいた方もいるかもしれませんが、『美術手帖』の取材のときにこれがメインになると言われたグリーンとブルーを基調にした横長のアブストラクト作品が、なんと展示されておりませんでした…。代わりにあったのが、白地に濃紺のラインドローイングのような写真。変更した理由について聞いてみたところ、「こっちの方が静かで全体的にしっくり来ると思ったから」。なるほど。わたしも同感です。サーペンタインで働いている知人の話によると、展示公開の直前まで作品の入れ替えがちらほらあったとか。ティルマンスのこだわりのほどが窺えます。

■ Sally Mann @ Photographers' Gallery
こちらの色んなレビューで絶賛されているアメリカ在住の写真家サリー・マンの個展。会場はフォトグラファーズ・ギャラリー。展示品の多くが、19世紀のカメラを使って撮影されており、まるでジュリア・マーガレット・キャメロンの現代版のようなノスタルジックな仕上がり。あの頃の人たちは、写真を撮られると魂まで吸い取られると感じていたようですが、その点ではサリー・マンの写真も負けていません。とくに凄いのが、地上階の家族の顔をクローズアップで撮ったシリーズと、上の階に展示されている死体を撮ったシリーズ。肉体を通り越して深層心理に切り込むような表現がとても力強い。ヴァージニア州の片田舎で暮らす彼女の制作ぶりを撮り下ろしたドキュメンタリー映像も一緒に上映されているので、お見逃しなく(80分と長め)。流行や市場に翻弄されない地道でマイペースな制作姿勢が若いアーティストや写真家には勉強になるはず。
9月19日まで。

ちなみに、この展示の後、フォトグラファーズ・ギャラリーは改築のために約1年間お休みに入ります。写真集愛好家のオアシスであるあのブックショップも一緒にお休みに入るので、みなさんそのつもりで。

■ Fiona Banner @ Tate Britain
前にも軽く触れましたが、これはやはり必見でしょうね。ロンドン在住の方はもうご存知ですよね。湾岸戦争とボスニアでお勤めを果たした戦闘機二台にそれぞれ加工を施して、テート・ブリテンのホールに展示したフィオナ・バナー《Harrier and Jaguar》。本物の戦闘機が美術館に鎮座。これだけで見る価値はあるかと思いますが、そのうえに、天井から宙づりにされていたり、床の上でひっくりがえっていたりと、展示の仕方も一見に値します。そのスケールの大きさと大胆さは、まさにYBAアートの金字塔。制作のために戦闘機を買い取る、美術館の天井を補強するなど、制作の舞台裏もYBA級に豪華。いったいどこにそんな予算があるのだろうかと疑問が残りますが、それはスポンサーのサザビーズのみぞ知る世界。2011年1月3日まで。

 

さて、以下は余談になりますが、この作品がプレスに公開された晩に、テート・ブリテン恒例のサマーパーティーが開かれ、今年はBP社がテートのスポンサーになって二十周年ということで、その祝いも兼ねた盛大なパーティーになったようですが、待っていましたとばかりに、環境保護団体などの活動家がテートの外でデモンストレーションを決行。もちろんその焦点は、テート・モダン10周年記念企画「No Soul for Sale」の時のデモと同じで、いまも続いているBPのメキシコ湾での石油流出問題になり、テートのスポンサーからBPを外せというのが活動家たちの要求。そんな騒動などものともせずにパーティーは盛況のうちに終わったようですが、その一方で、ハンス・ハーケを筆頭とするクリエイター約170名による署名付き抗議文が出回るなど、穏やかじゃないものへと発展しているようです。

ちなみにBPはテートのみならず、ナショナル・ギャラリー、ブリティッシュ・ミュージアムなど、ロンドンの多くの美術館・博物館のスポンサーを務めており、ナショナル・ポートレート・ギャラリーでいま開催中のアワード展「BP Portrait Award」なんかもそのひとつ。資金繰りに苦しむ美術館にとって気前のよいBPは救世主のような存在のようですが、活動家たちの抗議の熱は覚めるところを知らず、今月13日にもブリティッシュ・ミュージアムの前でデモを行ったようです。倫理とお金の間で選択を迫られる美術館・博物館といったところでしょうか。

詳しくはこちらで。
The Guardian の記事1記事2記事3
BBCの記事1記事2記事3
CBCの記事

 

 

7月2日

チャールズ・サーチがギャラリーを国に寄贈!
 

コレクターのチャールズ・サーチが、ロンドン・チェルシーにあるサーチ・ギャラリーと200点を超える所蔵品を国に寄贈すると発表。

 

200点を超える寄贈品は、時価にして25ミリオンポンド(約33億4千万円)。トレイシー・エミンの《My Bed》やチャップマン兄弟の《Tragic Anatomies》などのYBAアートの金字塔、ギャラリーの移転毎に常設展示として見せてきたリチャード・ウィルソンの"20:50"などが含まれている。

現在、英国政府との間で話し合いが進行中のようだが、寄贈後は、Museum of Contemporary Art for London (Moca London)とギャラリーの名前が変わる。(訳すと「ロンドン現代美術館」でしょうか)

サーチが強調する新美術館の方向性は、美術史のアーカイヴとしての美術館ではなく、現存のアーティストと常に発展するコレクションに重点を置くもの。つまり、現在のサーチ・ギャラリーと同じ。

ロンドンにテート・モダンに匹敵する現代美術の国立美術館ができる。しかも、テートとは方向性の違う現代の「生」のアートにフォーカスしたものが。お互いにないものを補ういいコンビになりそうだ。こんなに素晴らしいことはない!
〔トコ)

詳しくはBBCのサイトで。

余談・・・

話題の展覧会がいろいろと始まっています。本物の戦闘機を宙吊りにしたテート・ブリテンでのフィオナ・バナーの展示、サーペンタイン・ギャラリーで始まったヴォルフガング・ティルマンスの展示などなど。いま書いている原稿が落ち着いたらまたレポートします。

 

 

  
 
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(7.28)

お知らせ・・・ (7.23)

近況と最近観た展示
*Sally Mann
*Fiona Banner

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