10月30日

レビュー掲載
 
 

ターナー賞回顧展のレビューを載せました。

 

10月23日

チャップマン兄弟 お札にお絵かき
 
 

「フリーズ・ウィーク」ことロンドンのアートフェア週間が終わって早くも一週間。アートバブルに押された今年は、フリーズ・アートフェア、ズー・アートフェア、イヤー07、パルス・ロンドン、ブリッジ・アートフェアと5つのアートフェアが同時に開催。おまけにこれらのフェアを訪れるコレクターを狙ってヴィンテージ家具のフェアまで開かれるなど、アート好きにはたまらない一週間となった。

ここではそのハイライトだけを紹介させてもらうが、今年の話題をさらったのは、なにを隠そう「お金」。120億円のダイヤモンドの骸骨が売れた年に相応しく(こっちはフェアの前の8月末に売れてます)、5つのフェアの中でも超高級志向のフリーズ・アートフェアに札を握ったコレクターが殺到した。

 
Photo: Toyoko Ito

その仕掛け人は、去年あの同じ会場でひとり4,500ポンド(あの当時のレートで約90万円くらい?)で似顔絵サービスを提供したジェイク&ディノス・チャップマン。今年は、来場者が持参したお札に「タダで」でお絵かきを施すというサービスを実施。端金は無用と言わんばかりに20ポンドと50ポンド紙幣のみを受付。「たんまり儲けさせてもらった去年のお返し」とジェイク・チャップマン。

 
Photo: Toyoko Ito

二人が大盤振る舞いをしたのは、VIPプレビューが開かれた今月10日。とても丁寧に…、というかコレクターと話したり、ふざけながら描くものだから(例えば、ランチのお寿司に紙幣をくっつけて匂いを嗅いで遊んだりとか)、一枚当たりの所要時間が何十分にもなり、そのおかげで待ち時間は平均2時間から3時間。にもかかわらず、ホワイトキューブのブース前には一日中長蛇の列ができ、時間とともに人が増え、4時頃にブースに戻った時にはテレビやラジオ局の取材陣でごった返し状態。「君、私の代わりに並んでくれないかね?」と、私まで企業のエグゼクティブ風の紳士にスカウトされる始末(もちろん断りましたが)。

 
Photo: Toyoko Ito

実は、今年は、その向かいのギャヴィン・ブラウンズ・エンタープライズのブースも、『フリー・マーケット』という意表を突いた企画で大うけ。アーティスト数十名が持ちよったガラクタ、もとい、アートが並び、わずか5ポンドや10ポンドで買えると客でごった返していたが、おもしろいことに、その企画人である作家のロブ・プルイットが途中で「店」の仕事をやめ、チャップマン兄弟に対抗するかのように店先でお札にお絵かきをし始めたのだ。こちらは5ポンド紙幣だろうが1ドル紙幣だろうが何でもOK。待ち時間もなし。チャップマン兄弟の列からこちらにどれだけ人が移ったかは疑問だが、なかなかの見物であった。

 
Photo: Toyoko Ito

ちなみに、英国では、お札に落書きをするのは違法行為(確か日本も同じだったような)。よって、警察にいつ中断されてもおかしくなかったのだが、一方、その警官は瞑想で大忙し(これについてはまた今度)。チャップマン兄弟のイベントは夜の7時半まで続き、「ドローイング」を描いたお札は全部で200枚を超えたとか。(トコ)

 
Photo: Toyoko Ito

□ アートフェアについては、いずれまた詳細レポートを載せるつもりです。しばらくお待ち下さい。


 

10月20日

ヴェネツイア・ビエンナーレ大賞発表
 
 

ヴェネツイア・ビエンナーレのレポートが完成したついでに、今月17日に発表になった大賞について紹介しておきます。

6月10日にマリのマリック・シディベが受賞した金獅子賞(生涯業績部門)につづき、他部門の賞が以下のとおり決定。いずれも「ポスト〈9.11〉時代」の世界情勢に向き合おうとした、あるいはそれに相応しい、社会性の高い展示作品での受賞となっています。

金獅子賞、国別部門:ハンガリー館、アンドレアス・フォガラシ(Andreas Fogaras, 1977年、オーストリア、ウィーン生まれ)『Kultur und Freiseit(文化と娯楽)』展。

今年のハンガリー館の展示は、映写室を兼ねる箱型の巨大な立体物と、その中で上映中のドキュメンタリー映像によって構成された、立体、映像、空間デザインが一体となったアンドレアス・フォガラシのダイナミックなインスタレーション。ブダペストの文化施設をめぐる現状を、共産時代に建てられた建築物とその使われ方の変化を通じてポエティックに表現しようとした作品になる。詳しくは「トコのヴェネツイア・ビエンナーレ三ヶ月遅れダイアリー@」の
ページ35と36をご覧下さい。

 
Andreas Fogarasi,
A Machine for
2006
Video, 8:00 min.
Courtesy of the artist


金獅子賞、国別および国際企画展部門、40歳以下:エミリー・ジャシール(Emily Jacir、1970年、ヨルダン、アンマン生まれ)

パレスティナ生まれNY在住の作家、エミリー・ジャシールの展示品は、現在進行中のプロジェクト『Material for a Film』(映画のための素材)。1972年にローマでイスラエルの対外諜報部員により暗殺された文筆家のワエル・ズワイテルの人物像が、写真やメモ、それらの解説により再構築された作品になる。

 
Emily Jacir,
Material for a film
Courtesy: the artist and Alexander and Bonin Gallery, New York

この1972年という年は、スピルバーグ監督の映画『ミュンヘン』でも取り上げられたミュンヘンオリンピック事件の年になり、黒い九月というパレスチナの過激派組織がオリンピック村に乱入し、イスラエル人選手とコーチの2名を殺害している。ジャシールの作品の主題であるズワイテルは、この事件の報復としてイスラエルのモサドが決行した暗殺計画の被害者第一号になるが、実はミュンヘン事件とは無関係の人違いであった。

ジャシールの作品は、つまり、このアラブ・イスラエル紛争の巻き添えになった一個人の人物像を当時の写真や周りの証言を用いて描こうとしたものになるが、ここロンドンでも2005年7月の同時多発テロの際にブラジル人男性がテロリストと間違えられて射殺されるという事件が起きているだけに今日性の高い作品のように感じられる。

金獅子賞、国際企画展部門:レオン・フェラーリ(Leon Ferrari、1920年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ)

アメリカの戦闘機にキリストが磔になったレオン・フェラーリの『西洋のキリスト教文明』は、おそらく今回もっともメディアに取り上げられた作品のひとつだろう。ベトナム戦争期の1965年に作られた作品で、「我々の文明は史上未だかつてないもっとも野蛮な状態に近づいている。(中略)もっとも裕福で権力のある国がもっとも発達の遅れている国を侵略している」と作家自身がかつて語っているように、アメリカを筆頭とする西側諸国を批判したもの。

 
Leon Ferrari
La Civilizacion Occidental y Cristiana
1965
Photo: Toyoko Ito

かつて左翼系の新聞に寄稿していた活動家でもあるフェラーリは、アルゼンチンでもっとも物議の多い作家のひとりで、軍事クーデターが起きた1976年から91年までブラジルに亡命していた。

2001年にスペインで拷問とカソリック教会をテーマに展覧会が開かれているが、強硬なデモ抗議にあい、催涙ガスを投げる者が出るなどとんだ騒ぎに発展。また、 2004年に自国のブエノスアイレスで展覧会が開かれた際にも、カソリック信者の猛反対にあい一時中止。その後再開されたようだが、政府が介入するまでの一大事になっている。

金獅子賞、美術評論家・美術史家部門:ベンジャミン・ブクロー(Benjamin Buchloh)。戦後の現代美術史研究における第一人者。ハーバード大学教授。学術誌『October』の共同編集者。

栄誉賞、国別部門:リトアニア館、ゲディミナス&ノメダ・ウルボナス(Gediminas & Nomeda Urbonas、1966年、リトアニア、ビリニュス生まれと、1968年、同国、カウナス生まれ)『Villa Lituania』展。

この『Villa Lituania』は、ローマにあるヴィラ・リトアニアという、かつてリトアニアの大使館としての役目を果たし、1940年のソ連併合以降はソ連の管理下におかれ、90年の独立以降なおもロシアの物件(ロシア領事館)として機能する建物をめぐる作品になる。

 
Villa Lituania
Roma

リトアニアの歴史を遡るこの作品では、幸福のシンボルであるレース鳩が飼育され、それらを実際に放つ競技が会期中に二度設けられた。一度目はヴェネツイアのサン・ビアッジョ広場からイタリア国内、リトアニア、ポーランド、ロシアに向けてのインターナショナルレース。二度目はヴェネツイアからローマに向けての国内レース。この二番目のレースに備え、ヴィラ・リトアニアの屋上に鳩小屋を作りたいと作家が申請していたようだが、これは残念にも実現ならず。代わりにローマ市内の公園に建てられることになり、ヴェネツイアのリトアニア館ではこのプロジェクトのドキュメンタリー映像を上映。ヴィラ・リトアニアはリトアニアでは最後の占領地と見なされている建物らしく、ロシアとリトアニアの外交関係に触れた微妙な作品と言えそうだ。


栄誉賞、国際企画展部門:ネドコ・ソラコフ(Nedko Solakov、1957年、ブルガリア、チェルヴェニ地方生まれ)

本物の銃が、体験談ををつづったストーリーやドローイング、映像と一緒に展示されたネドコ・ソラコフの作品も、前出のフェラーリ同様、アーティストを超えた活動家魂が感じられる大作。40年代にソビエトで開発された自動小銃AK-47sのパテント問題を巡るロシアとブルガリアの外交問題に、ソラコフ自身がルポライターのように体当たり。武器製作会社の部長や文部副大臣などに取材をした経緯が、壁に手書きの文字でびっしりと書かれていた。

 
Nedko Solakov
Discussion (Property)
2007
Photo: Toyoko Ito

銃器のことは専門外なのでよく分からないが、このAK47sというアサルトライフルは、世界中に5千万台から1億台くらいあるといわれる世紀の大ヒット商品らしい。ソ連が共産主義の時代にはブルガリア内での生産および販売はお咎めもなく横行していたらしいが、資本経済に変わった途端、その利益に注目したソ連側から圧力がかかり、国際特許法をたてに生産中止に追い込まれたという。

何しろ型破りな大作につき、詳しくはヴェネツイアのカタログに載っているソラコフの手記を読んでもらいたいと思うが、私が思うにこの作品のポイントは、銃器の違法生産に待ったをかけたのが平和維持や安全保障的などまっとうな理由からではなく金という私利私欲の金権社会であることを暴き、それをテロリストのような過激さをもって表現した何層にもわたる皮肉にあるような気がする。会場にあった銃は玉が出ないように操作されていたが、本物の銃を会場に置くとは太っ腹である。(以上、トコ)

 

10月19日

レビュー掲載
 
 

■ ヴェネツイアのレポート第一弾「トコのヴェネツイア・ビエンナーレ三ヶ月遅れダイアリー@」の27〜42ページに、テキストと画像を載せました。今年の金獅子賞(国別部門)を受賞したハンガリー館をはじめ、北欧、日本、韓国、オランダ、チェコ・スロバキア、ポーランド、ウルグアイを取り上げています。

■告知が遅れましたが、テート・モダンで今月9日から始まった、ドリス・サルセドの亀裂こと《Shibboleth》展のレビューを掲載しました。

 

10月5日

アート・フェア情報〜追加
 
 

来週のフェアにタイミングを合わせての便乗ベントン情報が続々と届いてます。以下、その一部を紹介!

PULSE London 
マイアミベースのPULSEコンテンポラリー・アート・フェアがロンドン版を11日から開くことになった。場所は去年YEAR 06が開催されたラッセル・スクウェアのMary Ward House。全部で画廊40団体が出展するが、英国勢の参加はなしで、米国、ヨーロッパ、アジアと全てが国外の画廊。DNA Gallery (ベルリン)、Max Protetch (NY)、White Space (北京)など。今年はscopeがなくて寂しいなと思っていたら、新顔の登場。アートコレクターもアートライターもこの時期は体力勝負のよう。
会期:10月11日から10月14日まで
会場:Mary Ward House, 5-7 Tavistock Place, London WC1H 9SN
詳しくは団体のサイトにて

Sadie Coles 4箇所で個展開催!
ウェストエンドのへドン・ストリートに店を構える画廊Sadie Coles HQが今月から来月にかけ、ロンドン市内4箇所で個展を開催する。それも、マシュー・バーニーウルス・フィッシャールドルフ・スティンゲルクリスティアーナ・ソウロウという贅沢な顔ぶれ。ルドルフ・スティンゲル展が開かれるメイフェア、South Audley Streetのスペースはセイディ・コールズの第二号店となる(残り二箇所は臨時スペース)。ちなみに、立体3点と写真1点からなるマシュー・バーニーの展示は、ノッティングヒルのGate Picturehouseで上映中の『拘束のドローイング9』関連の作品になる。会場と展示内容は以下の通り。

 
Matthey Barney展より
Courtesy: Sadie Coles HQ

@ MATTHEW BARNEY
53 Central Street London EC1 (off-site)
10月2日から11月17日まで

A URS FISCHER
9 Balfour Mews London W1
10月11日から11月17日まで

B CHRISTIANA SOULOU
35 Heddon Street London W1
10月9日から11月24日まで

C RUDOLF STINGEL
69 South Audley Street London W1
10月13日から11月24日まで

詳しくはギャラリーのサイトにて

Sam Taylor-Wood作品上映会
サム・テイラーウッド
の映像作品3作が8日から26日にかけ、London Wall近くの教会内の展示場Wallspaceで上映される。上映作品は、『Pietas』『Ascension』『Prelude in Air』の3点。各作品、期間限定で上映。今年のヴェニスの新作が含まれてないのが残念だが、教会という霊的な空間でサムの美麗な映像を見れるまたとない機会。
上映時間など詳細はこちらで。

The Future Can Wait @ Atlas Gallery
いまロンドンで一番旬のアーティストをひとまとめにして紹介する美術館規模の企画展「The Future Can Wait」が今月10日から、ブリックレーンのOld Truman Brewery内のAtlantis Galleryにて開催される。参加作家はオックスフォード・モダン・アートでの個展が話題になったステラ・ヴァイン(Stella Vain)、現在ポーツマスのAspexで個展開催中のゴードン・チュン(Gordon Cheung)、現在Domo Baalでも展示中の佐藤美穂など43名。

会期10月9日から10月14日
会場:The Atlantis Gallery, The Truman Brewery, Brick Lane, London E1
詳しくは団体のサイトにて

 
Jennifer Allen, Happy Chirstmas Mom and Dad

コレクターがお宝公開!
先月の176につづき、コレクターが自分の所蔵品を公開するスペースがロンドンにまた誕生。

お宝の公開に踏み切ったのは、スコットランド出身の不動産王として知られるデイヴィッド・ロバーツ(David Roberts)で、そのコレクションの数2,000点という英国を代表する美術コレクターのひとりになる。

スペースの場所は、トップショップ裏手のお洒落な界隈Great Titchfield St。番地がそのまま名前になったギャラリーは、Gallery One One One。地上階と地下からなるスペースの広さは、ウェストエンドによくある商業ギャラリー級。
(176に比べずっと小ぢんまりしてます)

 

Gallery One One Oneの展示風景
Photo: Toyoko Ito
上)Lee Hyungkooの展示から
下)Doug Fosterの展示から

1月までつづく今回の展示のハイライトは、ダグ・フォスター(Doug Foster)の錆びたメタルケースに入った映像作品。トイレットペーパーの箱のような巨大なケースの中を覗くと、裸の男女のカップルが水中でキスをしていたり、管をつけた裸の女性が水中で人工冬眠していたりと、とてもシュール。地下の展示室では、今年のヴェネツイアの韓国館代表のイ・ヒョング(Lee Hyungkoo)のインスタレーションを展示中。その他にもアンゼルム・キーファー、アントニー・ゴームリーなど見ごたえのあるラインナップとなっている。
会期:来年一月まで
会場:111 Great Titchfield Street, London W1W 6RY
詳しくはこちら
(以上、トコ)

 

10月3日

アート・フェアの時期到来!
 
 

明日から一足先に始まるLondon Artを筆頭に、来週から約一週間にわたりロンドン市内でアートフェアが続々と開催される。今年の主なイベントをご紹介!

Frieze Art Fair 
去年6万3千人が訪れたロンドン最大の国際アートフェア。今年もリージェンツ・パークにて開催される。会場内で披露されるコミッションワークの今年の展示者はリチャード・プリンスら6名。カルティエ・アワードの今年の受賞者、マリオ・ガルシア・トレスの新作も展示。人気のフリーズ・フィルムのコーナーではオリヴァー・ペイン&ニック・レルフ、デイヴィド・シュリグリー、キャラ・ウォーカーらの新作映像が上映される予定。
会期:10月11日から14日
会場:Regents Parkにて
詳しくは団体のサイトにて
2005年のレポート(日誌)
2004年のレポート(スペシャル)
2003年のレポート(スペシャル)

 
Frieze Art Fair 2006 睡眠薬を取って眠る一般客による「パフォーマンス」
Photo: Toyoko Ito

Zoo Art Fair
開廊6年未満の若手ギャラリーやプロジェクトスペースが対象のフェア。今年から場所が変わって、ロイヤル・アカデミーが所有するBurlington Gardens 6番の建物で開催(RAとは入り口別。裏手になるのでご注意)。また、出展画廊の選考プロセスが変わり、ホワイトチャペルのディレクターなどで構成された選考委員会を設け、世界中の画廊・美術団体から参加を受け付けるようにもなった。出展団体の数も60と過去最大。また、在英スイス文化基金(SCFB)と提携し、スイスの若手作家を紹介する特別コーナーも設けられる予定。
会期:10月12日から15日
会場:6 Burlington Gardens (Royal Academy)
詳しくは団体のサイトにて
2005年のレポート(日誌)
2004年のレポート(スペシャル)

 
Zoo Art Fair 2005
Ibid.のブースで展示されたCarey Youndのインスタレーション
Photo: Toyoko Ito

YEAR 07
去年の成功を受け、今年は以前サーチ・ギャラリーが入っていたサウス・バンクのカウンティー・ホールで開催。参加画廊のキャリア・国関係なしという自由な方針を取っている。だが事実上は、敷居の高いフリーズと若手対象のズーの中間に位置する画廊の参加が多いようだ。今年は55団体が参加。ロンドンからはDanielle Arnaud(ヘザー&イヴァン・モリソン)、Holdsworth(ローラ・フォード)などが参加。パリからはYukiko Kawase、東京からはMagical, ARTROOMらが参加。
会期:10月12日から15日
会場:6 Burlington Gardens
(Royal Academy)
詳しくは団体のサイトにて

 
Year 06。屋外で展示されていたキノコが生えたキリストの立体。目から赤い液体が流れていたのがグロテスク。
Photo: Toyoko Ito

Art London
今回で9回目を迎える古株フェアで、今年から10月開催に変更。チェルシーにあるロイヤル・ホスピタルを会場に、国内外の画廊75団体が参加。Marlborough Fine Arts(ポーラ・レゴ、ブリジッド・ライリー)やAgnew's(17世紀〜20世紀絵画)など、老舗ギャラリーの参加が多いのが特徴。フェアと並行して国内における彫刻関連の資料保存機関であるCass Sculpture Foundationによる特別展示も企画している。
会期:10月4日から8日
会場:The Royal Hospital, Chelsea, London SW3
詳しくは団体のサイトにて

 
Fist Power Series No 9A by Zhao Fang, 2006
- Schoeni Art Gallery
Courtesy; Art London

The Free Art Fair
会場にある作品はみんなタダ!最終日には来場者にぜんぶプレゼント!アートフェアの商業性に真っ向から挑戦するユニークなイベントが誕生した。その名も「Frieze」ならぬ「Free」アートフェア。会場はMarble Arch駅近くSeymourSt.の特設会場
。参加者はアーティスト・アノニマスやボブ&ロバータ・スミス、シャンタル・ジョフやマーカス・ヴェイターなどサーチ・ギャラリーやテートで展示経験のある作家ばかり。つまるところ、アートフェアという形にあやかった展覧会ということのようだ。
会期:10月8日から14日
会場:Seymour Place, Portman Village, London W1H
詳しくは団体のサイトにて

 

Pilot 3
こちらもフェアではなく展示イベントになるが、この時期のロンドン風物詩のひとつ。キュレーターや評論家などアートのプロ85名が、将来有望の若手作家をひとりずつ選んで展示するという趣旨。どちらかというとキュレーターのフォーラムみたいな感じ。今年はピムリコのテートブリテン並びにあるチェルシー・カレッジにて開催。
会期:10月11日から14日
会場:Triangle Gallery, Chelsea College of Art & Design, Millbank, SW1P 4JU.
詳しくは団体のサイトにて
2005年のレポート(日誌)
(以上、トコ)

 
パイロット:2の展示風景。離れの倉庫にて。
Photo: Toyoko Ito

 

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このページの掲載内容

レビュー
*ターナー賞回顧展

(10.30)

チャップマン兄弟 お札にお絵かき〜フリーズ・アートフェアより
(10.23)

ヴェネツイア・ビエンナーレ大賞発表
*アンドレアス・フォガラシ
*エミリー・ジャシール
*レオン・フェラーリ
*ベンジャミン・ブクロー
*ケディミナス&ノメダ・ウルボナス
*ネドコ・ソラコフ
(10.20)

レビュー
*トコのヴェネツイア・ビエンナーレ三ヶ月遅れダイアリー@後半
*ドリス・サルセド
(10.19)

アートフェア情報〜追加
*PULSE LONDON
*Sadie Coles 4箇所で個展開催!
*Sam Taylor-Wood 映像上映会
*The Future Can Wait @ Atlas Gallery
*コレクターがお宝公開!Gallery One One One
(10.5)

アート・フェアの時期到来!
*フリーズ・アートフェア
*ズー・アートフェア
*イヤー07
*アート・ロンドン
*フリー・アートフェア
*パイロット3
(10.3)