6月17日

ウェストエンドのギャラリー&展示スペース

お待たせしました。「スペース」のページに「ギャラリー・インデックス:West End編」を載せました。イーストエンド、サウスロンドンに続くロンドンのギャラリー紹介第三弾です。

このエリアの特徴は、画廊街コークストリート(Cork Street)を中心に、高級画廊がボンドストリートやピカデリーのおしゃれなブティックやレストランと軒を並べていること。

皆ピカイチの商業ギャラリーだけあって、紹介されるアーティストはすでに名声を確立したメジャー系が多いところ。なかにはメジャーもメジャー、マティスやピカソ、ウォーホールやバスキアといった通常美術館でしかお目見えできない巨匠を専門にしているところもあります。

高級商業エリアという場所柄、若手アーティストによる冒険色の濃いカッティング・エッジ的な作品は少なめですが、ホワイトキューブ、ガゴジアン、スティーブン・フリードマン・ギャラリー、エンドウィッスルなど質の高いショーで知られるギャラリーが沢山あることも確かです。(トコ)

 
6月12日

Berlin-London Gallery Swap

ポストロンドンという声も少なくないベルリンとロンドンとのエクスチェンジプログラムが、この夏から秋にかけて両都市で開催されます。

ブリティッシュ・カウンシル・ベルリンとゲーテ・インスティテュート・ロンドンによるこの共同企画は、パートナーシップを結んだ両都市のギャラリーが展示場所を交換するというもの。今月から始まる第一弾では、まずベルリンのギャラリーがロンドンに上陸。これに続く第二弾(今秋)では逆パターンが展開されます。

ロンドン上陸組は、ベルリンのホックストンたるミッテ地区(Mitte)からのギャラリー10数店。この地の草分け的存在Wohnmaschine、トレンディなHachescher Hofにスペースを構えるSeitz & Partner、注目の新しいギャラリー街Jannowitzbruckeに先月移転したばかりのBuroFriedrichなど、一押しどころが目立つラインナップ。ベルリンに負けじとロンドン側もfa projects,、EssorVTO、Laurent Delayeなど個性的でフレッシュな顔ぶれが勢ぞろい。

イベントプログラム
 
6月8日

展覧会情報

カレンダーに展覧会リストを追加しました。

Eastendの展覧会」:今売出し中の女性写真家ハンナ・スターキー、98年のターナー賞ノミネート作家キャシー・ド・モンチョウなど。
West Endで展覧会」:大御所ロバート・ラウシェンバーグ、ラリー・プーンズ、宮島達男など。
テムズの南側」:Danielle Arnaudの企画展「A Month in the Garden」他。
気になる写真展」:Shine Galleryでのアラーキーの個展他。
 
6月7日

街に飛び出すアート

ロンドン南東部のCamberwell(カンバウェル)で来週、恒例のアートフェスティバルCamberwell Arts Week 2002 がスタートします。South London GalleryやCamberwell College of Artsなどのべニューで展覧会が催される他、野外インスタレーション、ローカルアーティストのスタジオ公開、コンサートなど様々なイベントが催されます。

ギャラリーの壁を飛び越えてアートが道や公園に出現!というのが今回の特徴。アートと観客の距離を縮めようという意図にふさわしく、ついたタイトルが二点の中間を示すことば「Intervene」。Camberwell Green からPeckham Squareまでの道のりにアートが出没するという話です。

なかでも話題なのが、1997年のターナー賞受賞者Gillian Wearing(ジリアン・ウェアリング)のビデオ「Dancing in Peckham」の上映で、今回初めてこの作品が撮影されたAylesham Shopping Centreで上映されるということ。(期間中毎日1300-1600)

それから、普段はぶ厚〜いドアで閉ざされたローカル・アーティストのスタジオもこの機会に一挙公開(土日のみ)。好きなアーティストのスタジオをふら〜っと訪ねるも良し、手っ取り早くミニバスで回るスタジオ・ツアーに参加するのも良し(16, 18, 20日の三日間、予約要020 7639 7007)。ロンドンのアートの制作現場に触れる絶好のチャンスです。

さらに、South London GalleryではHouse Galleryとの合同企画展「Joelle Tuerlinckx」が、そのお隣のCamberwell College of Artsでは「Degree Show」に加えSLG所蔵の版画を展示する「Impress」展が開催され、ピーター・ブレイク、デイヴィッド・ホックニー、トレイシー・エミン、ギャヴィン・タークらの作品が展示されるとのこと(Wilson Road側の会場)。(トコ)

Camberwell Arts Week 2002
02/06/15 - 02/06/22
Camberwell Arts のサイト

 
6月3日

ショーディッチで女王陛下万歳!

今週始めは女王陛下の50周年記念(Golden Jubilee)のお祝いでロンドン中が特別なイベントやパーティーでにぎわっていました。クマも実は月曜日(6月3日)はバッキンガム宮殿でのコンサートへ招待されていたのですが、あのブラミー (brummie: バーミンガムっ子) のオッサン(Ozzy Osbourne)以外知り合いがいなかったので今回はパスしました。その代わりに、イーストロンドンの様子でも調べてみることにしました。

この日はトコさんが見つけてくるようなアートしてるところは全て閉鎖状態で、そろそろ穴倉へ帰ろうと歩き始めた時のこと。なにか胸の辺にズンズンリズムが伝わってきました。あの辺のおんぼろ屋敷が倒れてくるのかと思い始めたその時、ベース・リフが始まりました。足が自然と音源の方向へ進みOld Streetの角を曲がると、The Foundry(ザ・ファウンドリー)の前あたりに人がたくさん集まってるじゃないですか。ビールの匂いもしてくるし、DJらしき姿も見えます。なんとストリート・パーティーです!

その後関係者らしき女性、Tracy Sanderswood(トレイシー・サンダーズウッド)さんを見つけて聞いたところ、The Foundryの仲間達を集めて 「Luverlie Jubbilie Free Shoreditch Party」 っていう名前でパーティーを開いたということ。

人ごみに混じってクマのフラダンスみたいなことをやってると誰かが肩をトントンと叩きました・・・。 振り向くと数週間前クマのローカル(local: 自宅近所にある馴染みのパブのこと)で出会ったニュージーランドの若者。彼とは色々と趣味に共通点があり、前回はかなり会話が弾みました。今日は彼もダンス腰でDrum 'n Bassのリズムに乗っています。なんか遠い昔の仲間にでも出会ったような気分でした。結局、彼と2時間くらい飲んで話してダンスして、パーティーを楽しんだところでそろそろ帰ろうと思って出口方面へ歩き始めました。

数歩あるいたところでそっぽ向いてダンスしていた女性が振り向き、「ワーって」っ声を上げました。なんと一年程前まで一緒に仕事をしていた子じゃないですか!不思議でした。クマの運でしょうか。確かにロンドンは東京やアフガンみたいに広くはありませんが偶然知り合いにめぐり合えるのはかなりまれです。結局、バンドが終わってDJまでもがあくびをする頃まで長居をしてしまいました。

途中からでしたので全ては聞けませんでしたが、参加したバンド/ミュージシャンは次の通りです:
Band of Holy Joy
Alabama 3
Libertines
Gary Howard (Flying Pickets)

Tracyによると、今回はこのGolden Jubileeの連休を使って「free」パーティーをしようっていう発想が原点だったようです。ここでいう「free」とは「ただ」と「自由」の両方を意味し、一般の人達がただで、自由に楽しめる場を設けようという意図だったみたいです。結果として王制主義者(royalist)から無政府主義者(anarchist)や自由主義者達(libertarian)までもが集まってきて大変にぎやかなものになり、公表はしていなかったイベントですが、彼女達が考えていたより遥かに多くの人達が集まってくれたと言っていました。ただし、にぎわいの片隅で2、3人のお巡りさん達が不安と怪訝さを隠せない表情で見守っていたのも確かです。しかし、このクマが観察するかぎり、特に乱れた出来事も無く12時頃無事終了しました。他のGolden Jubileeの行事とは全く違って、ある意味では真のロンドンのストリート・カルチャーが浮き彫りになっていたイベントであったことは間違いありません。

その後、地下鉄に揺られながらふと思い出しました。それは25年前開催されたSilver Jubileeの頃でした。このクマがまだ人間の子で、密かに聞いていた深夜の海賊ラジオから流れてきた「God save the queen!」の叫びがこの心を開放してくれたことを。  (クマ)

The Foundry
84-86 Great Eastern Street, London EC2
020 7739 6900

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