Moniker: フリーズウィークの大穴?

実はあまり期待してなかったのですが、この「Moniker」という新しいアートフェア、ストリートアートに対する固定観念を覆すほど面白い。ストリートアートというとグラフィティ、それも質の低い落書きみたいなものというイメージがどことなくあるが、ここの展示品は出来がいい上に、インスタレーションアートの形式を取り込んだダイナミックな作品が多く、さらにユーモアもあり、フリーズにある現代アート作品らと比べても何ら見劣りしない。

フェアの見どころは、作家の個展形式を取っているプロジェクトスペースのブース6つ。オバマ大統領も絵画を持っているというベン・アイン(Ben Eine)のショップフロントのインスタレーションや、具象画と彫刻とグラフィティをミックスして美術館風にアレンジしたヘラクット(Herakut)の作品などが印象的。また、繋ぎ合わせたキャンバスにドスの利いた具象抽象のモチーフが流れるTiti Freakことハミルトン・ヨコタ(Hamilton Yokota)の展示も見ごたえがある。サンパウロ在住のこのヨコタさんは日本人とブラジル人のハーフだそうで、13歳の時に漫画家デビュー、22歳のときに漫画からストリートアートに転向したそうだ。このあと大阪でも展示があるとか。ちなみに、このフェアの名前になっている「Moniker」という言葉はニックネームという意味で、バンクシーしかり、ストリートアートの世界では偽名の使用が当然となっていることからこう名付けられたそうだ。

Moniker International Art Fair
Village Underground
54 Holywell Lane, London, EC2A 3PQ
10月17日まで
www.monikerartfair.com


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